シリアゲムシ科

シリアゲムシ科
Panorpa communis
Panorpa communis
(2005-08-24、Hundshaupten, Bavaria)
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: シリアゲムシ目 Mecoptera
: シリアゲムシ科 Panorpidae
学名
Panorpidae
和名
シリアゲムシ科
英名
scorpionfly

シリアゲムシ(挙尾虫)は、シリアゲムシ目シリアゲムシ科に属する昆虫の総称。細長い体に細長い触角付属肢、膜状のを持つ華奢な昆虫である。

和名は「尻揚げ虫」で、が腹端を背中側に持ち上げていることから名づけられた。英語圏では、この尾がサソリ毒針に似ているとして、スコーピオンフライ (scorpionfly) と呼ぶ。

生態と概要

シリアゲムシという和名をもつ種は存在しないが、日本ではヤマトシリアゲ (Panorpa japonica) が最も普通に見られる。

雑食性で、花粉や他の昆虫の死体などを食べる。クモの網に引っかかった虫を横取りすることもある。 子孫を残す交尾のためオスはメスに餌をプレゼントし、メスが食べている間に交尾する。

  • Leptopanorpa MacLachlan, 1875(12種)
  • Neopanorpa Weele, 1909(約110種)
  • Panorpa Linnaeus, 1758(約240種)

参考文献

外部リンク

  • 表示
  • 編集
ウィキメディア・コモンズには、シリアゲムシ科に関連するカテゴリがあります。
分類群識別子
典拠管理データベース: 国立図書館 ウィキデータを編集
  • イスラエル
  • アメリカ
  • チェコ