平和 (アリストパネス)
『平和』(へいわ、希: Εἰρήνη, Eirēnē, エイレーネー、羅: Pax)は、古代ギリシアのアリストパネスによるギリシア喜劇の1つ。
ポレモス(戦争の神)によって洞窟の奥深くに投げ込まれてしまったエイレーネー(平和の女神)とその侍女オポーラーとテオーラーを、葡萄農夫トリュガイオス等が救い出し、平和を回復するという物語を通して、戦争の悲惨さと平和の尊さを表現している。
紀元前421年の大ディオニューシア祭で上演され、2等になった。優勝はエウポリスの『追従者たち(コラケス)』、3等はレウコンの『兄弟団(プラートレス)』だった[1]。
構成
日本語訳
- 『平和』 高津春繁訳、岩波文庫、1956年
- 『ギリシア喜劇全集2』 岩波書店 2008年
- 『ギリシア喜劇1』 ちくま文庫、1986年
- 『ギリシア喜劇全集1』 人文書院、1961年
- 『世界文学全集2』 講談社、1978年[2]
脚注・出典
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